ワンオペガソリンスタンド日誌11~ワンオペ店で防犯上気をつけること~

ガソリンスタンド

こんにちは 彩将です!

今回は一人勤務体制の店での防犯対策についてご紹介します。

最近は不景気なせいなのか外出がしにくい為のストレスからなのか、物騒な事件が多い気がします。

それに年末って怪しいお客さんや不審人物も多くなってくる時期。他人事に考えていて防犯対策を全くしていない店ほど、強盗や泥棒にとっては狙いやすいはずです。

この機会に防犯対策を考えてみてはいかがでしょうか?

一人で勤務していることを悟らせない

ガソリンスタンドに限らず、ワンオペ自体やめるべきではあります。一人で勤務していること自体、防犯上や労基法上、監査上など色々な問題がありますが、その店によって色々な事情がありますし、本当にやむを得ず一時的にと言う場合もあります。

一人での勤務体制しかとれない場合は、むやみにワンオペ勤務だということを外部に言わないこと。

例えば、あまり見かけないお客さんに「この店って一人しかいないの?」なんて聞かれても「はい。そうです。」なんて返答してはいけません。本当に気心知れた名前や住まいも知っているくらいの常連さんならまだ良いかもしれませんが、もし、聞いてきたお客さんが悪事を働こうと思っている人間だった場合は大変危険です。

ですから、そのような場合は「他の者は今は出かけている」というように答えましょう。「何人いるの?」と聞かれた場合は、出来れば「3人」と答えましょう。(2人でも良いけどちょっと物足りない感が。)お店の規模によって使い分けると良いです。

複数人いると思わせてしまえば強盗に遭ったり、万引き被害も未然に防げる可能性が高くなります。

防犯カメラを設置

これは設置している所も多いとは思いますが、規模の小さな店や会社だと設置されていない所もあります。一人で勤務させるならせめてカメラは設置するべきです。

防犯カメラをつけることで事故やクレームなどのトラブルの対策にもなりますし、抑止力にもなります。現在ではクレームを絡めた詐欺なんかもありますし、映像として証拠を残しておくに越したことはないはずです。

私は以前働いていたとある店舗で、盗難カードを使った事件に遭遇したことがあります。その犯人は盗んだカードで代金を支払っていったのですが、後から警察が来て盗難カードだったことが発覚し、店に設置されていた防犯カメラにその会計の様子が映っていたため、犯人を捕まえることが出来たみたいです。備えあれば憂いなしと言ったところですね。

設置場所としては、金庫やレジなどのお金の周りが映る場所や、商品を映せる場所、出入り口や主に接客を行う場所などがオススメです。ガソリンスタンド場合だとレジや金庫、商品置き場、給油レーンも映るようにすると良いです。もし何かあった場合にお客さんの特徴の他に車の車番も見えるようにした方が良いでしょう。

金庫やレジに設置することで従業員の不正防止にも役立つはずです。

開閉店作業をする時は施錠をする

開閉店作業の時って結構狙われやすかったりするものです。特に閉店作業時、日没が早くなる冬は狙われやすくなります。セキュリティ装置が設置してある店だとしても、開閉店作業で中に従業員がいるのでセキュリティはオフになっているし、閉店後はその日の売り上げもあるし危険な時間帯です。

対策としては、暗い時間帯に外へ出て作業する場合はライトを点けるなどして、明るい状況で素早く作業を終わらせること。そして店内で作業をする場合は必ず出入り口の施錠をしてから作業をすること。レジや売り上げのお金を数えたりする場合は特に注意が必要です。

閉店後に強盗が来て縛られたり刺されて倒れていても、次の日の開店時間まで誰にも気づかれないなんてことも考えられますので、特に閉店後は注意が必要です。

セルフのガソリンスタンドは狙われやすい

セルフのガソリンスタンドってスタッフが一人しかいないことが多いし、夜遅い時間帯に閉まる所も多いので強盗が入ることが多いです。うちは大きい通りに面しているから大丈夫なんて思っている方も多いでしょうが、それは間違いです。私が知っているとあるセルフスタンドは国道に面していて閉店が夜の12時なのですが、少なくても3回は強盗被害に遭っています。閉店後に外の機械からお金を抜いたりする作業があり、その作業中に狙われることが多いです。おそらく閉店後はお客さんが入ってこないように照明を消して作業する店が多いとは思いますが、暗いと強盗被害に遭っていても外部からは分かりにくいものです。人件費を安く抑えられるセルフですが、安易に一人体制にしてしまうのは良くないでしょう。

時間を決めて本社と連絡を取る

これは防犯対策というよりは、被害に遭ったとしても迅速に対応するためという感じになるのですが、例えば開店時に本社や他の店舗と連絡を取ることで状況が分かります。閉店時に仕事お終えて帰宅する際にも連絡を取ると決めておいて、もし連絡がなかった場合は何かトラブルが起きているかもしれないと把握することが出来ます。

そうすることでトラブルに迅速に対応することができ、被害を最小限に抑えることだって出来るかもしれません。

強盗に襲われたわけではなくても、体調不良や病気で倒れていることだってあるかもしれません。その異変に気付いて対応することで助かる命だってあるかもしれません。

ただ、営業中だと忙しい時は連絡が取れなかったりということも考えられるのであまりいい方法ではないかもしれません。メリットは経費をほとんどかけずに出来ることぐらいでしょう。

そもそも一人で店を営業するものではない

そもそも一人で店を営業するという体制自体やめるべきです。人が足りないから、経費がないなどの様々な理由があるかと思いますが、しばらくワンオペ体制が続いている場合は経営上大きな問題を抱えている場合が多いと思います。

人が足りないというならば人を雇えば良いですし、募集をかけていても応募がないという場合は求人条件の見直しが必要です。経費がないという場合はいっそのことその店舗を手放して、他の店舗や事業に人や資金を集中させる方が効率が良いです。店舗を手放したくないのであれば人を増やして体制を整えるべきです。経費をかけた分、利益が減って払う税金が減るので何かしらの方法を考えるべきです。現にワンオペで展開していた様々なチェーン店のほとんどは店舗数を減らしています。赤字で減らさざるを得ない店舗もあります。

防犯対策と一緒に経営体制の見直しも考えてみてはいかがでしょうか?

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