車用のワックスはこんなことにも使えます!あんなものにまで!?車用ワックスの裏技的な使用方法とは?

ガソリンスタンド

こんにちは 彩将です!

皆さんは洗車した後にワックスがけをすることってありますか?

私は年に2回くらいワックスがけをします。

ワックスをかけるのは時間も手間もかかるので、車が好きだったり、綺麗にすることが好きな人ではないと中々難しいかもしれませんが、最近では手軽にかけられるものも増えています。そして車のワックス剤って実は他のものに使っても効果があるのです。

車に関する記事はこちら→車の知識

今回は今まで私が試したことがある車用ワックスの使用方法をご紹介します。

※試しにやってみる場合は自己責任でお願いします。

車のワックスがけやコーティングは何のため?

まず車にワックスがけをするのは何のためなのか?どんな効果があるのかをご説明します。汚れを落とすなら洗車をするだけで良いし、ワックスがけしなくても洗う頻度が多ければ綺麗じゃん!とか別に車は乗ることが出来ればいいから見た目なんて気にしない!という方もいるかと思いますがワックスがけにはいろんな効果があります。

  • 車のボディに艶が出る
  • 車の塗装の保護や細かい傷の補修
  • 汚れが付きにくくなる

などなど

車のボディに艶やが出る

ワックスがけをする理由はと聞かれた時に多くの人が一番に思いつく理由だと思います。ワックスをかけて艶や光沢が出ることによって見栄えが良くなります。綺麗に見えるとドライブも楽しくなりますし、車の査定価格も上がります。車の見栄えが良いとその持ち主や乗っている人も綺麗に見えるものです。

車の塗装の保護や細かい傷の補修

これは車業界では常識のような感じだし、一番のメリットとも言えるかもしれません。ワックスをかけることでボディの上に薄い皮膜が出来て、その被膜が出来ることによって砂埃や紫外線から車の塗装を保護することが出来ます。

車の塗装は黒やグレーの「下地」→補強目的で行われる「中塗り」→実際の車のカラーが塗られる「上塗り」→最後に塗装の保護と光沢のための「クリア塗装」が塗られています。でもそのクリア塗装も紫外線や雨や砂ぼこりの影響も受け、年月が経てば剥がれてしまいます。剥がれるまでは行かなくても劣化してしまうだけで塗装が色あせてしまったり、錆び付いてしまったりしてしまいます。でもワックスがけをすることでそれを予防することが出来るのです。

また、爪を引っかけてしまったような細かい傷であれば、ワックスがけをすることで見えなくなることもあります。そのような小さな傷の場合だと表面のクリア塗装の部分が少しだけ傷ついた程度のものがほとんどなので、ワックス剤の細かい成分がその傷の中に入り込んでクリア塗装の補修になってくれます。

汚れが付きにくくなる

ワックスがけをすることによって水が弾きやすくなるのはご存じの方も多いと思いますが、水だけではなく汚れも弾きます。汚れが全く付かなくなるわけではありませんが、汚れがこびり付き難くなります。よく料理をする人なら分かるかもしれませんが、表面に何層ものコーティングが施されているようなフライパンって焦げ付きにくいですよね?あれと同じです。頑固な汚れも付きにくいしついた汚れも洗う時に落としやすくなります。今まではこすらなければ落ちなかった汚れでもワックスがけをしておけば水で軽く流すだけで落ちることだってあります。

ワックスに関する基礎知識と基本的な使い方

まずワックスがけをする前には必ず洗車をしなければなりません。洗車をしてワックスをかけた後は、そのワックス剤を綺麗に拭き取らなければ水垢やクレーターと呼ばれる汚れになってしまいます。それに車用のワックスと一口に言っても色々な種類があります。ボディーカラーによって分けられたり、使い方や使う部分によっても分けられます。種類による値段の差はほとんどなく、成分が良いものの方が効果といった感じです。

大まかな種類分けとしては

  • 固形タイプ
  • 半練りタイプ
  • 液体タイプ

と言ったところです。

使いやすさ耐久性他の物への
使いやすさ
固形タイプ
半練りタイプ
液体タイプ

固形タイプ

固形タイプの物は光沢も艶も比較的には出しやすいです。でもワックスがけ初心者の方には難しいですし、時間も掛かります。ワックスがけをもう何度もしたことがあるという方でも、ムラや拭き残しがある場合が多いです。車の色にもよりますが、老眼の方だとワックスが塗られているのか塗られていないのかが少し分かりにくいかもしれません。そしてほとんどの固形ワックスの場合は洗車をして水分を綺麗に拭き取ってからワックスがけという手順になりますので手間が掛かります。でも手間がかかる分、ワックスの効果の持ちは比較的長いです。3~4ヶ月くらいは持つものが多いです。

半練りタイプ

半練りタイプは固形と液体の中間と言っても良いかもしれません。固形ワックスよりも塗った時にワックスが伸びやすいので初心者でも比較的塗りやすいです。細かな傷の除去やこびり付いた汚れや水垢を落とすという効果も期待できます。施工手順は固形と同じく水分を拭き取った後にワックスがけというものが多いです。艶と光沢に関しては固形の物よりは劣ってしまいますが、持ちは固形と同じくらいです。

液体タイプ

液体タイプの良いところは何と言っても簡単に施工が出来るということ。初心者でもムラになりにくいし、ボディが濡れている状態でワックスをかけるので手間も時間も普通の洗車と同じくらいの時間で済みます。手順としては汚れを洗い流した後にワックス剤をかけて更に水で流す。その後に水分を拭き取ります。濡れたままにしておくと乾いたときに水垢になってしまいます。それに液体ワックスのほとんどの物が窓にもコーティングすることが出来ます。でも持ちは短命で2週間持てば良い方ですし、細かな傷の除去や汚れを落とすといった効果もありません。

多くの人がしている勘違い

車好きの人やガソリンスタンドやカーディーラーなどの車関係の仕事をしている人でも勘違いしている人が多いものがいくつかありますので紹介します。

油膜が出来る理由

よく油膜が出来るのは液体ワックスのせいだから液体のワックスはかけたくない!って人がいますが、間違いではないけど正しい知識ではありません。確かに液体ワックスが原因で油膜や水垢が出来ることはありますが、それは固形ワックスであろうが半練りであろうが液体であろうが油膜の原因はワックスです。

窓に油膜が出来る原因は、車にかかっているワックス剤が劣化して流れ落ちてしまい、それが窓に流れてそのままこびり付いて固まってしまうのが原因なのです。なので固形液体に限らずワックスをかけたら油膜がついてしまう可能性は出来てしまいます。それに液体ワックスの方が弱いので実は油膜になりにくいです。弱い分劣化して流れてもこびり付き難いのです。液体ワックスをかけた後に水でしっかり流さなかったり、拭き取りをしっかりしなければ水垢にはなりますが、それ以外で油膜がつくというケースはほとんどないです。ここで注意して欲しいのですが、コイン洗車場のスプレー洗車でやる場合は水のコース一回では流しきれない場合がほとんどです。洗車のプロや慣れている方でも軽自動車であればギリギリ流しきれるという感じですので、お金を追加して水コースを延長しなければなりません。

とりあえず固形なら持ちも艶も間違いない?

固形のワックス剤なら艶も光沢も一番だし長持ちもする。液体ワックスなんて比べ物にならない!と思っている方はまだ多いでしょう。確かに何年も前だったらそれが常識でした。でも最近では技術も化学も発達しているので、液体状のものでも固形と変わらないくらい綺麗に仕上がるものもありますし、持ちも数ヶ月持つというものもあります。特に液状でも手で塗っていくタイプのコーティング剤は良いものが多いです。私が以前働いていたスタンドで使っていたもので、施工もしやすく仕上がりも固形のワックスと変わらない液状のコーティング剤があったのですが、働いていた当時はハマってよく使っていました。ピンク色の液体でPKU?というような名前だったとは思うのですが、残念ながら詳しくは覚えていません。でも拭き取るのは少し大変だったかも。

年に1回コーティングをしているからあとは水洗いで安心?

コーティングをしてあるから水洗いで大丈夫と思っている方は多くいますが、これもほとんどの場合は間違いです。これは経験談になるのですが〇年持ちます!と言った謳い文句の有名なコーティングでも数ヶ月経ったら水弾きや艶が落ちてしまっていました。毎週店で手洗い洗車をしているような車でも、2~3週間ごとに洗車をしている車、月1回の車など、どの車でも同じ状態だったので洗い過ぎも良くないという訳ではないかと思います。

どんなコーティングでも少しづつ劣化してくるものだということですね。中には一部のコーティング剤では、他のコーテイング剤が付くと化学反応が起きて劣化が早まってしまうというものもなくはないらしいですが、ほとんどの物の場合は水洗いでOKというだけで、水洗い以外してはいけないというわけではありません。そんなこと言ったら洗剤を使うのでさえマズイということになってしまいますからね。ほとんどのコーティング剤の場合はコーティング剤がかかればかかるほど光沢も艶も水や汚れの弾きも増してきます。手洗いじゃなければダメというのは正しいですが、水洗いじゃなきゃダメというのはほとんどの場合は間違いです。もし本当に水洗いしかダメなものがあれば銘柄を教えて頂けると嬉しいです。

※ 業界内で言う「水洗い」とは「ワックス剤を使わない洗車」を指すことが多いです。ここでも「水洗い」=「ノンワックス」で話しを進めています。なので「水洗い」と言っても基本的に洗剤は使います。洗剤を使わなければ汚れが落ちにくいですし、水だけでこすってしまうと傷がついてしまいます。

車用ワックスを他のことで使う例

車のワックスについてはこれくらいにして、やっと本題に入ります。車用のワックス剤やコーティング剤なんて他のものに使うなんて無理だろ!と思われる方もいらっしゃると思いますが、実は結構使い道があったりするんですよ。これは主婦の方であろうと誰であろうとやろうと思えば出来ます。

ここでは私が実際にやったことがあるものをご紹介します。

ギターやベースなどの楽器のワックスがけに

これは楽器をやっていてスタンドやカー用品店で働いている方や働いていた方はやったことがあるという人もいるはず。実際に私も以前ベースやギターに車用の固形ワックスを使ったことがありますし、一緒に働いていた先輩も経験があるそうです。楽器用のワックス剤となると少ししか入っていないのに良いものになると結構値段が高いものが多いんですよ(今はどうか知らないけど)。車用のワックス剤を買って使った方が安上がりにもなるし、仕上がりも綺麗だったりします。

それになんと海外でカーケア事業をしている会社で、車用のワックス剤を元に楽器用のワックス剤を開発して販売している会社もあります。「タートルワックス」というもので私も使ったことがあるのですが、他の楽器用のワックスと比べると艶や光沢にかなりの差が出て驚いた記憶があります。

タートルワックスを販売している「METEOR」→https://www.meteorapac.jp/carcare/turtlewax/

建物の窓にも

車の窓にガラスコーティングが出来るのなら他の窓にだって出来るはず。それに液体ワックスを使えば簡単。これもスプレー洗車がある店の人ならやったことがある人も多いのではないでしょうか?ワックスをかけて弾きが出ることによって汚れも付きにくく、落ちやすくなりますので掃除も楽になります。ちょっとした汚れなら水で流せば落ちるようにもなります。

スマホやタブレットにも

これは、スマホに貼るフィルムの代わりにスプレーで吹き付けるタイプのものがあるという噂を聞いたときに、それなら車用の液体ワックスでもイケるのでは?と思い試したのがきっかけでした。やり方としては、吹きかけるのはあまりよくないと思い、ワックス剤をティッシュなどの布に染み込ませてスマホに塗ってみました。そのあと水で濡らした布で拭き取って最後に乾いた布で拭きました。結果は手触りが良くなり指紋などの痕や汚れも付きにくくなりました。でもワックス剤によっては指紋が付きやすくもなってしまったので、もし試すのであれば注意が必要です。指の滑りが良くなるのでスマホやタブレットでゲームをやる人にはオススメです。

家の掃除が楽になる!どの家にもある〇〇にも使える?

これはネットの記事でやっている人を見かけたこともあるのですが、流し台のシンクなどの水回りへの使用です。ネットで見かけた記事だと、シンクを綺麗に掃除した後に、カー用品店などで市販されている「ガラコ」という商品を塗っていました。皆さんご存じのあのオレンジ色のやつです。

塗るタイプの「ガラコ」→https://www.soft99.co.jp/products/detail/04951/

効果としては水を弾きやすくなることによって水はけが良くなるみたいです。私の場合はガラコの代わりに液体ワックスを吹きかけましたが、どちらでも同じような効果を期待できると思います。

他にはトイレの便器なんかにも使えます。液体ワックスをトイレの便器に吹きかけたことで汚れにくくなりました。汚れが落ちやすいと掃除も楽です。

液体ワックスの上手な使い方

液体ワックスを使う時はそのままでは使いにくいので、100円ショップなどで霧吹きやスプレーボトルを買って、それに入れて使うとどんなものにでも使いやすいです。洗車で使いたい場合は液体の除草剤を撒く機械を買った方が使いやすいです。ホームセンターなどで売っていると思います。

他にも車のワックス剤を有効活用できるものはたくさんあると思うので、いろいろ試してみるのも良いかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました