出世したくないという考えは危険な場合が多いが安泰なケースもある

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こんにちは 彩将です!

現代では、「管理職についても負担ばかりが増えて給与も少ししか増えないから割に合わない」とか「お金よりも自由に使える時間が欲しい」といった考えから出世なんてしたくないという人が増えているようです。そして巷ではこの考え方は危険だとも言われております。

出世しなくていいという考え方は危険

なぜ出世しなくていいという考え方が危険なのかというと、それは会社内でのリストラ候補に上がってしまう可能性が高くなるからです。出世に向けて頑張っていないということは、会社や上司から見れば仕事に対して意欲的ではなくやる気がないようにも見えてしまうものです。ですから、会社の経営状態が悪化して人件費を削減しなければならない状況になった時に真っ先に首を切られる可能性が高くなってしまいます。

でも、労働基準法上の観点から言うと簡単に首には出来ないよね?と思っている方もいるかもしれませんが、確かにそれも間違いではありません。ですが、だいたいの会社はバカではありませんので上手く方法を考えて無能な社員が辞めていくように仕向けます。それも会社側からの解雇ではなく自主退職をするように促すのです。と言っても直接的に自主退職を促してしまうとパワハラなどの問題もありますので、間接的に行います。

例えばよくあるのが部署移動などの配置転換など。他には仕事内容を雑用ばかりにしたりというのもあるみたいですね。そしてこのようなことをされると結構精神的にキツかったりするものなのです。このくらい大したことないと思っている人でも要注意です。

そして自分が出世しなくても同期や同僚はどんどん出世していきます。後から入ってきた後輩にだって抜かされていくので肩身の狭い思いをすることにもなってしまいます。後輩が上司となって指示を出してくるような状況を想像してみてください。ほとんどの人は複雑な気持ちになるかと思います。指示をされるだけならまだ良いかもしれませんが上司となるとそうも行きません。時には立場上の都合で叱らなければならない場合もあります。かつての後輩に叱られるのだけは避けたいものですね。

そして給料も大きくは上がらないかもしれませんが、生涯賃金で考えてみると大きいものです。例えば手取りで月5000円給料が上がった場合は年間で6万円。10年で60万円です。もしその資産を年利4%の利率で運用した場合だと73万6千円になります。年数を重ねるにつれてもっと増えていきます。ですからずっとこの会社で働くわけではないという人の場合でも出世した方がお得です。

出世したら負担が増える?

でも給料は増えてもやっぱり負担は増えて割りに合わないんじゃ…と思う方もいることでしょう。確かに仕事や責任は増えるかもしれません。でも割に合わないかどうかはその人次第なのです。

本来管理職というのは部下のマネジメントをするのが仕事だと言えるでしょう。部下に指示を出してその部下の行動に対する責任を負う。ですが責任を負うのを怖がってなのか、うまく仕事を振れないからなのか部下に仕事を任せられず全て自分自身でやってしまおうという人が多いです。これでは部下が育ちませんし、効率も悪く管理職の意味がありません。自分自身の負担ばかりが増えていきますから、これでは割に合わないと思っても仕方がないかもしれません。

失敗の原因は結局は自分自身にある!?成功するために持ってはいけない考え方とは?

もし部下が失敗したときの責任を負うのが怖いと思うならしっかりと部下を指導するなり、定期的に部下の仕事の進み具合を確認するなりやり方はいくらでもあります。それにいくら管理職が責任を負うと言っても大半の責任は結局会社が負いますので、もう少し気楽に考えても良いかもしれません。

部下にうまく仕事を振れないというのであれば、まずは行動してみることが大切だと思います。いくら管理職になったからと言っても管理職としては初心者ですので上手くできないのは当然と言えば当然です。そういう時の為にさらに上に上司がいますので、相談してみるなりするといいと思います。もし失敗したとしてもその対応は上司や会社がやってくれますし責任も負ってくれます。

私は以前働いていた会社で中間管理職についていた時に、なかなか仕事が上手く行かずに悩んでいたことがありました。結果的には良い方向に向いたのですが、当時の私は上司とかなり仲が悪かったので相談なんて全くしなかったし、しようとも思いませんでした。でも今思い返すと相談しておけばよかったかもしれないと思います。その上司だって同じ道を通った訳だから似たような経験をしているはずですし、相談することでもっと上手く楽に仕事が出来た可能性が高い。

そしてそんな経験を出来たのも出世したから出来たことです。出世すると挑戦できるカテゴリーが増えます。例え挑戦して失敗したとしても責任を負うのは会社ですから低リスクで新しいことに挑戦できます。会社に背いてまでやってしまうのは後々問題になってしまうこともあるのでやめた方が良いですが、会社で許されている範囲内であれば何でも挑戦できるはずです。

出世していなくてもクビになりにくいケース

出世しなくてもクビにならずにダラダラ出来てしまうケースというのも存在します。これは会社の規模や社風だったり環境によっても変わってきますので一概には言えませんが、私の経験上だと公共団体などはクビになることは少ないと思います。

そして出世しなくても仕事をしっかりやっていれば安泰なケースも多いです。例えば会社側から考えてみると、役職者には高い給料を支払わなければなりませんが、下っ端なら安い給料で済みます。そんな下っ端でも役職者と同等に近い仕事が出来るのであれば会社に残しておいても良いかもと思うわけです。もし生産性が同程度であれば給料が安く済んだ方が会社にとっては良いですからね。でも基本的にはそのような人材であれば出世させられるかと思いますので、あまりないケースかもしれませんが、会社によってはそのような会社もあるものです。そういう会社を目指して転職を考えるというのはお勧めできませんので、もし今いる会社がそのような会社だった場合に上手く利用するという程度の方が良いでしょう。

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そして直属の上司や上司の上司からは評価が高いとしても、勤続年数が長いのに平社員だと他部署の役職者やもっと上の管理者からは首切りの対象にされる可能性が高いでしょう。ですからこのような仕事が出来る下っ端のケースは諸刃の剣なのかもしれません。

何にしても自分の働きやすい環境で働けるのが一番いいですね。

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