常連客は店員にどう思われている?好かれる常連・嫌われる常連の違いを解説

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お気に入りのお店に何度も通っていると、いつの間にか店員さんに顔を覚えられ、「常連」と呼ばれるようになることがあります。

嬉しい反面、「店員さんからはどう思われているんだろう?」「通いすぎて迷惑になっていないかな?」と気になったことがある人もいるのではないでしょうか。

常連客は、お店にとって何度も足を運んでくれるありがたい存在です。しかし、常連だからといって必ず店員に好かれるわけではありません。

店員への接し方や距離感によっては「また来てくれた」と喜ばれる常連になることもあれば、反対に「少し対応しづらい」と思われてしまうこともあります。

では、店員に好かれる常連客と嫌われやすい常連客には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、常連客に対する店員の心理や、好かれる常連・嫌われる常連の特徴、店員とのちょうどいい距離感について詳しく解説します。

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  1. そもそも何回通えば「常連客」になる?
    1. 店員に顔を覚えられたら常連?
    2. 「顔を覚えられている=好かれている」とは限らない
    3. 常連客は店によって意味が違う
  2. 常連客は店員にどう思われている?
    1. 安心して接客できるお客さんと思われる
    2. 店を支えてくれるありがたい存在
    3. 店員も常連客との会話を楽しんでいることがある
    4. 常連だからこそ店員が気を遣っている場合もある
    5. 正直「少し苦手」と思われる常連客もいる
    6. 結局、店員から好かれるかどうかは「来店回数」より接し方
  3. 店員に好かれる常連客の特徴10選
    1. 1.挨拶や「ありがとう」を自然に言える
    2. 2.店員が忙しいときは無理に話しかけない
    3. 3.無理な要求をしない
    4. 4.店のルールをきちんと守る
    5. 5.店員によって態度を大きく変えない
    6. 6.適度な距離感を保てる
    7. 7.会話を無理に続けようとしない
    8. 8.ミスがあっても必要以上に責めない
    9. 9.「常連だから」と特別扱いを求めない
    10. 10.純粋にその店や商品を気に入って通っている
  4. 好かれる常連に共通するのは「店員への配慮」
  5. 店員から嫌われやすい常連客の特徴10選
    1. 1.常連であることを特権のように使う
    2. 2.「いつもの」で通じることを当然だと思う
    3. 3.店員を長時間拘束する
    4. 4.忙しくても話しかけ続ける
    5. 5.店員のプライベートを必要以上に詮索する
    6. 6.店員への好意を一方的に押しつける
    7. 7.ほかのお客さんへの接客に嫉妬する
    8. 8.新人や特定の店員に横柄な態度を取る
    9. 9.値引きやサービスを当然のように要求する
    10. 10.「自分はこの店をよく知っている」と仕切り始める
  6. 「嫌われる常連」と「迷惑行為」は分けて考える
    1. 2026年10月からカスタマーハラスメント対策が義務化
  7. 「好かれている常連」と「ただ覚えられている常連」の違いは?
    1. 店員側から自然に話しかけてくる
    2. 前に話した内容を店員側から覚えている
    3. 忙しくないときには自然と会話が続く
    4. 「いつもの対応」と少し違うことがある
    5. 店員の笑顔だけでは判断できない
    6. 「好かれているか」を確認しようとしすぎないことも大切
  8. 店員が「この常連さん、ちょっと苦手…」と思っているときのサインは?
    1. 必要最低限の会話で終わるようになった
    2. プライベートな質問には答えなくなった
    3. 会話を仕事の話へ戻されることが増えた
    4. 店員側から話しかけてこなくなった
    5. ほかの店員へ対応を交代されることが増えた
  9. 「嫌われている?」と思ったときは無理に確認しない
  10. 常連客と店員の「ちょうどいい距離感」とは?
    1. 基本は「客と店員」という関係を忘れない
    2. 店員から話しかけてくれたら自然に会話を楽しむ
    3. プライベートは相手が話してくれた範囲まで
    4. 常連になっても「今日は話せない日」がある
    5. 店員からのサービスを「次からのルール」にしない
    6. 店員と親しくなっても他の客より偉くなるわけではない
    7. 良い常連ほど「常連らしく振る舞おう」としない
  11. 店員ともっと仲良くなりたい場合は?
  12. 常連客と店員についてよくある疑問
    1. 毎日のように店へ行くと迷惑?
    2. いつも同じものを注文すると覚えられやすい?
    3. 店員から話しかけられるのは好かれているから?
    4. 店員に名前を覚えられたら常連?
    5. 常連客から店員へ差し入れをしてもいい?
    6. 店員に連絡先を聞くのはあり?
    7. 店員と常連客が付き合うことはある?
    8. 常連なのに急に店員が冷たくなったのはなぜ?
    9. 常連なのに店員から特別扱いされないのは普通?
  13. まとめ|好かれる常連は「常連扱い」を求めない

そもそも何回通えば「常連客」になる?

「同じ店に何回通えば常連客になるの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

しかし、「○回来店すれば常連」という明確な基準があるわけではありません。

週に何度も利用する人もいれば、月に1回程度でも何年も通い続けている人もいます。店の規模や業種、来店客数によっても、店員がお客さんを覚えるまでの期間は大きく変わるでしょう。

そのため、常連客かどうかを単純な来店回数だけで判断するのは難しいといえます。

店員に顔を覚えられたら常連?

常連になったと感じるきっかけの一つが、店員に顔を覚えられることです。

例えば、

  • 店員から自然に挨拶されるようになった
  • よく注文する商品を覚えられている
  • 前回話した内容を覚えてくれている
  • 「いつもありがとうございます」と言われる
  • 店員から世間話をされるようになった

といった変化があれば、少なくとも「何度も来店しているお客さん」として認識されている可能性は高いでしょう。

特に個人経営の飲食店やバー、美容室など、店員とお客さんが会話する機会の多い店では、比較的早く顔を覚えてもらえることもあります。

一方、スーパーやコンビニ、大型チェーン店など毎日多くのお客さんが訪れる店舗では、頻繁に利用していても店員全員に認識されているとは限りません。

つまり、常連かどうかは「何回来たか」だけではなく、店員との接点の多さにも左右されます。

「顔を覚えられている=好かれている」とは限らない

ここで注意したいのが、店員に顔を覚えられたからといって、必ずしも個人的に好かれているとは限らないことです。

接客業では、お客さんの特徴や以前のやり取りを覚えることが仕事に役立つ場合があります。

よく注文する商品を覚えていればスムーズに案内できますし、以前の要望を把握していれば、次回来店したときにより適切な対応ができます。

実際、サービス業では利用履歴などに応じた提案や、顧客の状況を踏まえた対応もサービス価値を高める方法として考えられています。

そのため、

「注文を覚えてくれているから自分に好意がある」

「名前を覚えてくれているから特別な存在だ」

とまでは判断できません。

もちろん、何度も顔を合わせるうちに店員と常連客が親しくなることはあります。

しかし、

「常連として認識されていること」と「個人的に好かれていること」は別

と考えておいた方が、店員とも自然な関係を築きやすいでしょう。

常連客は店によって意味が違う

そもそも「常連」という言葉自体、かなり曖昧です。

週3回通っていても、本人は「ただよく利用しているだけ」と思っていることがあります。

反対に月1回程度の来店でも、何年も通い続け、店主やスタッフと顔なじみになっていれば、店側から常連として認識されていることもあるでしょう。

重要なのは回数そのものではなく、

「継続的に利用していて、店側にも存在を認識されているか」

という点です。

そして、常連として認識されるようになると、店員側から見たお客さんの印象も少しずつ形成されていきます。

では、店員は常連客のことを実際にどのように思っているのでしょうか。

常連客は店員にどう思われている?

常連客になると、「また来てると思われていないかな?」「店員からすると常連って面倒なのかな?」と気になることもあるでしょう。

しかし、何度も来店すること自体が迷惑というわけではありません。

むしろ店側からすれば、繰り返し利用してくれるお客さんは店を支えてくれる大切な存在です。

ただし、店員が常連客に抱く印象は、来店回数だけで決まるものではありません。

同じように毎週通っている人でも、

「今日も来てくれた」

と思われる人もいれば、

「今日はあの人が来るのか……」

と身構えられてしまう人もいます。

その違いを生むのが、普段の接し方や店員との距離感です。

常連客ってどんなお客さん?常連客よりも上客を贔屓にしよう!

安心して接客できるお客さんと思われる

店員にとって接しやすい常連客の大きな特徴は、ある程度「どんな人なのか」が分かっていることです。

何度も接客していれば、

  • どのような商品をよく選ぶのか
  • どのような注文をするのか
  • 会話を好む人なのか
  • 静かに過ごしたい人なのか
  • どのくらいの距離感を好むのか

といったことが少しずつ分かってきます。

初めて来店したお客さんの場合、店員も相手の好みや反応をまだ知りません。

一方、何度も問題なく利用している常連客なら、「この人にはいつも通り対応すれば大丈夫」という安心感につながることがあります。

常連客と店員のコミュニケーションを扱った研究でも、挨拶だけでなく、以前の出来事や普段の生活に触れる雑談などを通して、継続的な関係が確認される様子が観察されています。

常連になるということは、単に顔を覚えられるだけでなく、店員との間に少しずつ「いつもの関係」が作られていくことでもあるのです。

店を支えてくれるありがたい存在

お店にとって、一度だけ利用してくれるお客さんだけでなく、何度も足を運んでくれるお客さんは重要な存在です。

特に個人経営の飲食店や美容室、小売店などでは、定期的に利用してくれる人がいることは店の安定にもつながります。

そのため、

「また来てくれた」

「いつも利用してくれてありがたい」

と感じてもらえることは十分に考えられます。

だからといって、高額な商品を買ったり、大量に注文したりしなければ好かれないということではありません。

普通に利用して、会計をして、「ありがとう」「ごちそうさま」などと自然に帰っていく。

そんなお客さんでも、長く通ってくれれば店にとって大切な常連客になっていくでしょう。

店員も常連客との会話を楽しんでいることがある

何度も顔を合わせていると、最初は挨拶だけだった関係から、少しずつ雑談をするようになることがあります。

「今日は寒いですね」

「この前おすすめしてもらったもの、おいしかったです」

といった短い会話から始まり、趣味や仕事、地域の話などへ広がることもあるでしょう。

こうした雑談は、必ずしも店員が仕事として無理に行っているとは限りません。

店員側も会話を楽しんでいるケースはあります。

実際、近隣型商店における店員と常連客の会話を調べた研究では、挨拶後の雑談の中で前回会ったときの話題や生活上のルーティンへの言及、冗談などが確認されています。

つまり、常連客との関係が深まるにつれて、単純な「商品を売る人と買う人」だけではないコミュニケーションが生まれることもあるのです。

ただし、ここで注意したいのが、

「会話が弾む=個人的に特別な好意を持たれている」

とは限らないことです。

親しみのある接客と恋愛感情などの個人的な好意は、分けて考える必要があります。

常連だからこそ店員が気を遣っている場合もある

意外と見落とされやすいのが、常連客に対して店員側が気を遣っているケースです。

例えば、

「いつも来てくれるから失礼がないようにしよう」

「今日は忙しいけれど、いつも話しているから少しは話した方がいいかな」

「いつもの商品がないけれど、どう説明しよう」

など、関係ができているからこそ考えることが増える場合もあります。

常連になるほど、店員と客の心理的な距離が必ず近くなるわけではありません。

むしろ、お互いに相手を知っているからこそ、適切な距離感が重要になってきます。

正直「少し苦手」と思われる常連客もいる

もちろん、すべての常連客が歓迎されているとは限りません。

店員に横柄な態度を取ったり、長時間話しかけ続けたり、「自分は常連だから」と特別扱いを要求したりすれば、店員から対応しづらいと思われることもあります。

特に注意したいのが、常連になったことで店員との距離が近くなったと思い込みすぎることです。

何度も会話しているからといって、何を聞いてもいいわけではありません。

店員が笑顔で対応してくれるからといって、長時間拘束していいわけでもありません。

店員は仕事中であり、ほかのお客さんへの対応や作業もあります。

常連客との関係でも「距離感」は重要であり、接客の現場そのものでも、距離が近すぎても遠すぎても問題になり得るとされています。

結局、店員から好かれるかどうかは「来店回数」より接し方

常連客に対する店員の気持ちは、一言では表せません。

ありがたいと思うこともあれば、会話を楽しみにしていることもあります。

反対に、対応に気を遣ったり、距離の近さに困ったりすることもあるでしょう。

つまり、

「たくさん通えば店員に好かれる」わけではありません。

むしろ重要なのは、何回来店したかよりも、普段どのように店や店員と接しているかです。

長く通っていても自然な距離感を保てる人は、店員にとって接しやすい常連客になりやすいでしょう。

では、具体的にどのような常連客が店員から好印象を持たれやすいのでしょうか。

次からは、**「店員に好かれる常連客の特徴」**を詳しく見ていきます。

店員に好かれる常連客の特徴10選

では、店員から「また来てほしい」と思われる常連客には、どのような特徴があるのでしょうか。

もちろん店員にもさまざまな性格の人がいるため、「これをすれば必ず好かれる」という方法があるわけではありません。

しかし、接客する側の立場を考えると、気持ちよく対応しやすいお客さんにはいくつか共通する特徴があります。

ここからは、店員に好印象を持たれやすい常連客の特徴を10個紹介します。

1.挨拶や「ありがとう」を自然に言える

最も基本的ですが、意外と印象に残るのが挨拶です。

入店したときに店員と目が合えば軽く会釈する。

商品を受け取ったら「ありがとう」と伝える。

飲食店なら帰るときに「ごちそうさま」と言う。

これだけでも十分です。

常連になると店員との関係に慣れてしまい、挨拶を省略したり、サービスを受けることを当然だと感じたりする人もいます。

しかし、何度通っていても店員への礼儀を忘れない人は、接客する側から見ても対応しやすいでしょう。

重要なのは、必要以上に丁寧に振る舞うことではありません。

「店員だからやって当然」ではなく、一人の人として接することが大切です。

2.店員が忙しいときは無理に話しかけない

常連になると、店員と雑談する機会も増えてきます。

会話そのものは悪いことではありません。

むしろ何度も顔を合わせる店員と客の間で、挨拶から雑談へ発展するのは自然なことです。

しかし、重要なのはタイミングです。

レジに行列ができているときや、料理の提供に追われているとき、ほかのお客さんを接客しているときに長々と話しかければ、店員は会話を切り上げたくても切り上げにくくなります。

普段よく話す店員であっても、

「今日は忙しそうだから挨拶だけにしておこう」

と判断できる人は、店員にとって付き合いやすい常連客といえるでしょう。

逆に、店が空いているときに店員側から話しかけてきたのであれば、自然に会話を楽しめば問題ありません。

話すか話さないかではなく、相手の状況を見られることが大切なのです。

3.無理な要求をしない

常連になると、店員から多少融通を利かせてもらえることもあるかもしれません。

しかし、それを「常連だから当然」と考え始めると注意が必要です。

例えば、

「いつも来ているんだから何とかして」

「前はやってくれたよ」

「自分だけ特別にお願い」

といった要求を繰り返せば、店員に負担をかけてしまいます。

店員側から自主的にサービスしてくれたのであれば、素直に感謝すればいいでしょう。

しかし、一度受けたサービスを次回からの権利のように扱うのは別です。

好かれる常連ほど、特別扱いを自分から要求しません。

これは今回の記事全体を通して非常に重要なポイントです。

4.店のルールをきちんと守る

何度も通って店のことをよく知るようになると、「これくらいなら大丈夫だろう」と自己判断してしまうことがあります。

しかし、常連だからといって店のルールが変わるわけではありません。

予約時間、営業時間、注文方法、持ち込み、喫煙場所など、その店に決まりがあるなら基本的には守る必要があります。

むしろ長く通っている常連客がルールを理解してくれていることは、店側にとって安心材料になります。

店員に注意されて、

「俺が何年この店に通っていると思っているんだ」

となってしまえば、それまで築いてきた関係まで悪くなりかねません。

常連であることと、ルールの例外になることは別です。

5.店員によって態度を大きく変えない

お気に入りの店員ができること自体は珍しくありません。

話しやすい人もいれば、相性が合う人もいるでしょう。

ただし、特定の店員には笑顔で接するのに、新人やほかのスタッフには横柄な態度を取ると、店全体からの印象を悪くする可能性があります。

例えば、

「○○さんはいないの?」

と言う程度なら問題ありません。

しかし、

「○○さんじゃないと嫌だ」

「新人じゃ話にならない」

などと露骨に態度を変えるのは避けたいところです。

店員同士は同じ職場で働いています。

特定の人だけに好かれようとするより、どのスタッフにも最低限の礼儀を持って接する常連客の方が、結果として店全体から好印象を持たれやすいでしょう。

6.適度な距離感を保てる

店員と常連客の関係で特に重要なのが距離感です。

何度も話していると、友人のような感覚になってくることがあります。

実際に、長年通っているうちにプライベートでも交流する関係になるケースはあるでしょう。

しかし、それはお互いが自然に距離を縮めた結果です。

客側だけが、

「これだけ話しているんだから仲が良い」

「自分には何でも話してくれるはず」

と思い込んでしまうと、店員との認識にズレが生まれることがあります。

勤務先、恋愛、家族、住所など、プライベートなことを必要以上に聞かない。

SNSを無理に探さない。

連絡先を断られたら何度も聞かない。

こうした境界線を守れることも、良い常連客になるためには大切です。

親しくなることと、遠慮がなくなることは同じではありません。

7.会話を無理に続けようとしない

店員と話すのが楽しみで、その店へ通っている人もいるでしょう。

それ自体に問題はありません。

店員と常連客の間に雑談が生まれ、継続的な関係が作られることもあります。

ただし、会話には必ず終わりがあります。

店員が、

「それでは、ごゆっくりどうぞ」

「ほかに何か必要でしたらお声がけください」

などと仕事へ戻ろうとしているときに、新しい話題を次々と出して引き止めると、負担になる可能性があります。

逆に、店員側から話題を広げてくるのであれば、そのまま会話を楽しんでもいいでしょう。

ポイントは、店員が会話を続けようとしているのか、それとも仕事へ戻ろうとしているのかを見ることです。

会話を終えるタイミングを自然に受け入れられる常連客なら、店員も気軽に話しかけやすくなります。

8.ミスがあっても必要以上に責めない

注文を間違えられたり、商品の説明に誤りがあったりすれば、必要なことを伝えるのは当然です。

常連だから我慢しなければならないわけではありません。

しかし、問題なのは伝え方です。

一度のミスに対して長時間説教したり、

「いつも来ているのに」

「常連をこんな扱いするのか」

と常連であることを持ち出して責めたりすると、店員との関係は悪くなりやすいでしょう。

間違いがあれば普通に伝え、適切に対応してもらったらそこで終える。

こうした対応のできる人は、店員にとっても接しやすいお客さんです。

もちろん重大な問題や同じミスが何度も繰り返されている場合まで我慢する必要はありません。

大切なのは、必要な指摘と感情的な攻撃を分けることです。

9.「常連だから」と特別扱いを求めない

店員から好かれる常連客について考えるとき、これが最も大きなポイントの一つかもしれません。

長く通っていると、

「いつもの席に案内してもらえた」

「好みの商品を取っておいてくれた」

「新商品を教えてもらえた」

など、通常とは少し違った対応をしてもらうことがあります。

それは店員が過去の利用状況を覚えているからできるサービスでもあります。

問題は、それを当然だと思わないことです。

いつもの席にほかのお客さんが座っている日もあります。

いつもの店員が休みの日もあります。

忙しくて普段ほど会話できない日もあります。

そんなときに不機嫌にならず、

「今日はそういう日なんだな」

と普通に利用できる人なら、店員も必要以上に気を遣わず接することができます。

特別扱いされても当然と思わず、されなくても不満を言わない。

この姿勢は、長く良い関係を続けるうえで非常に大切です。

10.純粋にその店や商品を気に入って通っている

そして最後は、とてもシンプルです。

料理がおいしい。

商品が好き。

店の雰囲気が落ち着く。

サービスが気に入っている。

こうした理由で繰り返し利用してくれる人は、お店にとって嬉しい存在でしょう。

店員と仲良くなることだけを目的に通っていると、店員の態度が少し違っただけで、

「今日は冷たかった」

「ほかの常連とは楽しそうに話していた」

などと気になってしまうことがあります。

一方、その店自体が好きで通っているのであれば、店員が忙しい日は静かに利用し、話せる日は少し会話を楽しむという自然な関係を作りやすくなります。

結果的に、そうしたお客さんの方が長く通いやすく、店員とも自然に顔なじみになっていくでしょう。

好かれる常連に共通するのは「店員への配慮」

ここまで10個紹介しましたが、すべてに共通しているのは特別なテクニックではありません。

相手が仕事中であることを理解し、一人の人として尊重することです。

たくさん買わなければいけないわけでも、毎日のように通わなければいけないわけでもありません。

会話が得意である必要もありません。

挨拶をして、ルールを守り、忙しそうなら邪魔をせず、サービスを受けたら感謝する。

こうした普通の接し方を何度も積み重ねることが、店員にとって「接しやすい常連客」につながっていきます。

そして興味深いのは、店員に好かれやすい常連ほど「自分は常連だから」と常連であることを利用しようとしない点です。

では反対に、店員から「できれば対応したくない」と思われやすい常連客には、どのような特徴があるのでしょうか。

次は、店員から嫌われやすい常連客の特徴を見ていきましょう。

店員から嫌われやすい常連客の特徴10選

常連客は店にとってありがたい存在になり得る一方、接し方によっては店員から「少し苦手だな」「できれば対応したくないな」と思われてしまうこともあります。

特に注意したいのが、通い慣れたことで店員との境界線が曖昧になってしまうケースです。

最初は礼儀正しかった人でも、顔を覚えられたり店員と会話するようになったりすると、徐々に「自分はほかのお客さんとは違う」と感じることがあります。

しかし、常連になっても基本的には「客と店員」という関係です。

ここからは、店員から嫌われやすい常連客の特徴を10個紹介します。

1.常連であることを特権のように使う

嫌われやすい常連客の代表的な特徴が、

「自分は常連だから特別に扱われて当然」

という態度です。

例えば、

「俺は昔からこの店に来ている」

「店長とは知り合いだから」

「いつも買っているんだから」

などと、常連であることを要求を通すための材料として使うケースです。

長年店を利用していること自体は悪いことではありません。

店側も長く利用してくれるお客さんを大切にしているでしょう。

しかし、長く利用していることによって、ほかのお客さんには認められていないサービスまで受けられる権利が自動的に発生するわけではありません。

むしろ店員側が自主的に特別な対応をしてくれたときこそ、

「ありがとう」と受け取る程度の方が良い関係を続けやすいでしょう。

常連という立場は自分から主張するものではなく、長く利用した結果として自然に生まれる関係と考えた方がよさそうです。

2.「いつもの」で通じることを当然だと思う

常連になると、店員が注文を覚えてくれることがあります。

店に入っただけで、

「いつものでいいですか?」と聞いてもらえるようになれば、常連ならではの嬉しさを感じる人もいるでしょう。

しかし、すべての店員が自分の注文を把握しているとは限りません。

新人スタッフや普段接客しないスタッフに対して、

「いつもの」とだけ言い、分からないと言われて不機嫌になるのは避けたいところです。

店員が覚えてくれているのはサービスの一つであって、すべてのスタッフが自分の好みを把握していて当然というわけではありません。

また、いつも対応してくれる店員でも、多くのお客さんを接客しています。

注文を忘れることもあるでしょう。

そんなときに、

「いつも来ているのに忘れたの?」と責めるより、普通に注文を伝えた方がお互いに気持ちよく過ごせます。

3.店員を長時間拘束する

店員との会話を楽しみにしている常連客は少なくありません。

店員側も常連との雑談を楽しんでいることはあります。

問題なのは、店員が仕事へ戻れないほど長時間話し続けることです。

店員には接客以外にも、

  • 商品の補充
  • 清掃
  • 調理
  • 発注
  • 品出し
  • レジ対応
  • ほかのお客さんへの対応

など、さまざまな仕事があります。

店内が空いているように見えても、仕事がないとは限りません。

さらに厄介なのが、店員は立場上、

「もう話をやめたいです」

とは言いにくいことです。

笑顔で話を聞いてくれているからといって、必ずしも「もっと話したい」という意味ではありません。

店員が作業を始めたり、周囲を頻繁に確認したり、会話をまとめようとしたりしたら、一度会話を終えるタイミングと考えるのもよいでしょう。

4.忙しくても話しかけ続ける

長時間の会話と似ていますが、こちらは「タイミング」の問題です。

普段は楽しく話している店員でも、混雑時には状況が変わります。

レジにお客さんが並んでいる。

注文が立て込んでいる。

電話が鳴っている。

ほかのお客さんが店員を待っている。

このような状況でも普段と同じように話しかけ続ければ、店員は困ってしまいます。

特に常連になると、

「自分とはいつも話してくれるから大丈夫」

と思ってしまいがちです。

しかし、普段親しく話しているからこそ、

「今日は忙しそうだから、また今度」と引ける人の方が、店員にとって接しやすい存在になります。

5.店員のプライベートを必要以上に詮索する

何度も会話していると、店員のプライベートが気になることもあるでしょう。

趣味や休日の過ごし方程度なら、会話の流れで自然に話題になることもあります。

しかし、

「どこに住んでいるの?」

「恋人はいるの?」

「何時に仕事が終わるの?」

「休みは何曜日?」

「本名は?」

など、個人的な情報を次々に聞くのは注意が必要です。

相手が自分から話している場合と、答えたくないのに接客中だから答えている場合は違います。

特に住所や勤務時間、店外での行動など、安全にも関係する情報については慎重になるべきでしょう。

SNSについても同様です。

名前などから個人アカウントを探し出して突然連絡すれば、相手を驚かせてしまう可能性があります。

店でよく話すことと、プライベートまで自由に踏み込めることは別です。

6.店員への好意を一方的に押しつける

店員と何度も話しているうちに、その人を好きになることもあるでしょう。

常連客と店員から始まり、実際に友人や恋人になるケースもあります。

そのため、店員を好きになること自体が悪いわけではありません。

問題なのは、相手の反応を無視して好意を押しつけることです。

例えば、

何度断られても連絡先を聞く。

毎回長時間待って話しかける。

高価なプレゼントを繰り返し渡す。

店の外で待つ。

プライベートなSNSへ何度もメッセージを送る。

こうした行動は「好意を伝えているだけ」のつもりでも、相手には負担や恐怖として受け取られる可能性があります。

特に店員は仕事として笑顔で接客する立場にあります。

そのため、接客上の親しさを個人的な好意と決めつけないことが重要です。

相手が明確に距離を取ろうとしているなら、それ以上踏み込まないようにしましょう。

7.ほかのお客さんへの接客に嫉妬する

お気に入りの店員と親しくなると、

「自分は特別な常連だ」

と感じることがあります。

そこで別のお客さんと楽しそうに話している姿を見ると、

「自分より仲が良さそう」

「自分には今日は話しかけてくれなかった」

などと気になってしまうこともあるでしょう。

しかし、店員は自分だけを接客しているわけではありません。

ほかのお客さんと話すことも仕事の一部ですし、その人も別の常連客かもしれません。

そこで、

「さっきの人とはずいぶん楽しそうだったね」

「自分には最近冷たくない?」

などと言われれば、店員に余計な気を遣わせてしまいます。

常連になっても、店員を独占できるわけではありません。

ほかのお客さんとの関係にまで口を出さないことも、大切な距離感の一つです。

8.新人や特定の店員に横柄な態度を取る

長く店へ通っていると、新しく入ったスタッフより自分の方が店のことを知っている場合があります。

だからといって、

「そんなことも知らないの?」

「前の店員なら分かっていた」

「店長を呼んで」

などと最初から上から目線で接するのは避けたいところです。

新人スタッフは、仕事を覚えている途中です。

分からないことがあったり、対応に時間がかかったりすることもあります。

そこで常連客が寛容に接してくれれば、新人にとっても安心できるお客さんになるでしょう。

反対に、新人にだけ強い態度を取る人は、ほかのスタッフから見ても印象が悪くなる可能性があります。

長く通っているからこそ、新しいスタッフにも普通に接する。

そんな常連客の方が、店全体から歓迎されやすいでしょう。

9.値引きやサービスを当然のように要求する

「いつも買っているから少しくらい安くして」

「これくらいサービスしてよ」

「前回はおまけしてくれた」

こうした要求も、常連客だからこそ起こりやすい問題です。

店員の判断でサービスしてくれることと、客側からサービスを要求することは違います。

一度おまけしてもらったとしても、それが毎回保証されるとは限りません。

また、担当した店員によって権限も違います。

以前のスタッフが対応してくれたからといって、別のスタッフにも同じことを求めれば困らせてしまう場合があります。

サービスしてもらえたら感謝する。

何もなくても普通に利用する。

そのくらいの関係の方が、結果的には長く気持ちよく通えるでしょう。

10.「自分はこの店をよく知っている」と仕切り始める

意外と注意したいのが、常連客がいつの間にか「半分スタッフ」のようになってしまうケースです。

例えば、新しく来たお客さんに勝手に店のルールを説明したり、

「そこは○○さんの席だから」

と席を指定したり、

「この店ではこれを頼むのが普通」

と注文に口を出したりする行動です。

本人としては店を手伝っているつもりかもしれません。

しかし、初めて来たお客さんからすれば入りづらい雰囲気になってしまう可能性があります。

また、店側が意図していない「常連だけのルール」が作られると、新規客が定着しにくくなることも考えられます。

常連客はその店に詳しくても、スタッフではありません。

困っている人がいれば自然に助ける程度なら問題ありませんが、店の運営やほかのお客さんの行動まで仕切らないことが大切です。

「嫌われる常連」と「迷惑行為」は分けて考える

ここまで紹介した行動の中には、単に「店員から苦手と思われる」で済まないものもあります。

暴言や脅迫、執拗な要求、長時間の拘束など、程度によってはカスタマーハラスメントに該当する可能性があります。

一方で、店の商品やサービスに問題があったときに、客が正当な意見や要望を伝えることまで問題になるわけではありません。

大切なのは、

「自分は客だから何を言ってもいい」

「長年通っているから多少のことは許される」

と考えないことです。

常連になればなるほど店員との距離が近くなることがあります。

だからこそ、その距離を利用するのではなく、お互いが気持ちよく過ごせる関係を保つことが重要です。

そして難しいのが、

「自分は店員とかなり仲が良い」と思っていても、店員側も同じように感じているとは限らない

ということです。

では、「店員に好かれている常連」と「単に顔や注文を覚えられている常連」には、何か違いがあるのでしょうか。

次は、その見分け方について考えていきます。

2026年10月からカスタマーハラスメント対策が義務化

2026年10月1日から、事業主にはカスタマーハラスメントを防止するための措置を講じることが義務付けられます。

もちろん、客が店やサービスについて正当な意見や要望を伝えることまでカスタマーハラスメントになるわけではありません。

一方で、暴言や脅迫、継続的・執拗な言動、長時間の居座りなど、社会通念上許容される範囲を超えた言動については注意が必要です。

なお、厚生労働省では、社会通念上許容される範囲を超えた顧客等の言動によって労働者の就業環境が害されるものをカスタマーハラスメントとしています。厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」

「好かれている常連」と「ただ覚えられている常連」の違いは?

何度も同じ店へ通っていると、店員の対応が少しずつ変わってくることがあります。

名前を覚えてくれたり、いつもの注文を覚えてくれたり、店員から話しかけてくれるようになったりすると、

「もしかして自分は店員から好かれている?」

と思うこともあるでしょう。

しかし、ここで覚えておきたいのが、「常連として認識されていること」と「個人的に好かれていること」は同じではないということです。

接客業では、何度も来店するお客さんの顔や注文を覚えることがあります。

そのため、一つの行動だけを見て「好かれている」と判断するのではなく、店員との関係全体を見ることが大切です。

店員側から自然に話しかけてくる

一つの違いとして考えられるのが、会話を始めるのがどちらなのかという点です。

毎回自分から店員に話しかけて会話が成立している場合と、

「この前言っていた○○、どうでした?」

「今日はいつもより遅いですね」

などと店員側から自然に話しかけてくれる場合では、少し状況が違います。

少なくとも後者の場合、その店員が自分を覚えている可能性は高いでしょう。

また、業務に必要のない雑談を店員側から始めるのであれば、話しにくい客とは思われていない可能性もあります。

ただし、これだけで個人的な好意があるとは判断できません。

常連客との会話を大切にする接客方針の店もありますし、もともと会話好きな店員もいるからです。

前に話した内容を店員側から覚えている

以前何気なく話したことを、次回来店したときに店員から話題にされることもあります。

例えば、

「この前旅行に行くって言っていましたよね。どうでした?」

「前に買った商品、使ってみました?」

などです。

これは単に顔を認識しているだけではなく、過去の会話まで記憶されている状態です。

常連客と店員のコミュニケーションでは、以前の出来事や日常生活についての話題が繰り返し登場することもあります。

そのため、こうしたやり取りが増えてきたら、少なくとも「顔だけ知っている客」より関係性が深まっていると考えることはできるでしょう。

忙しくないときには自然と会話が続く

店が空いている時間帯に、店員と自然に会話が続くこともあります。

ここでポイントになるのが、自分だけが会話を続けようとしていないかということです。

こちらが話題を出し続けなければ沈黙してしまうのか。

それとも店員側からも質問や新しい話題が出てくるのか。

後者であれば、少なくとも会話そのものを負担に感じられている可能性は低いでしょう。

逆に店員が短い返事だけをしていたり、作業へ戻ろうとしていたりする場合は、無理に会話を続けない方が自然です。

「いつもの対応」と少し違うことがある

常連になると、その人に合わせた対応をしてもらえる場合もあります。

例えば、

「いつもの商品が入荷しましたよ」

「前に好きだと言っていた商品に新しいものが出ました」

など、過去の利用状況を踏まえて教えてくれるケースです。

飲食店なら、いつもの注文を覚えていることもあるでしょう。

こうした対応をされると「特別扱いされている」と感じるかもしれません。

しかし、これは店員が常連客の好みを把握した結果として行っている接客でもあります。

そのため、個人的に好かれている証拠というより、「大切な顧客として認識されている可能性がある」くらいに考えるのが自然です。

店員の笑顔だけでは判断できない

特に勘違いしやすいのが、店員の笑顔です。

「自分を見ると笑顔になる」

「いつも楽しそうに話してくれる」

というだけで、個人的に好かれていると判断するのは難しいでしょう。

接客では笑顔や丁寧な対応が求められることがあります。

また、普段から明るく接するタイプの店員もいます。

もちろん、本当に常連客との会話を楽しんで笑っていることもあるでしょう。

問題なのは、外からその気持ちを正確に判断することはできないということです。

「笑顔だった=自分に好意がある」と決めつけるのではなく、自然な関係をそのまま楽しむくらいがちょうどよいでしょう。

「好かれているか」を確認しようとしすぎないことも大切

店員と仲良くなってくると、

「自分はほかの客より特別なのかな?」

「店員は自分のことをどう思っているんだろう?」

と気になることがあります。

しかし、それを確認するために店員を試すような行動をする必要はありません。

わざと来店頻度を減らして反応を見る。

ほかの店員と話して嫉妬するか確認する。

「自分のこと好き?」と繰り返し聞く。

こうした行動をすれば、せっかく自然にできていた関係がぎこちなくなる可能性があります。

店員から話しかけてくれる。

お互いに会話を楽しめる。

店へ行けば気持ちよく利用できる。

それなら、まずはその関係を大切にすれば十分です。

店員に好かれる常連になるために最も重要なのは、「好かれている証拠」を探すことではなく、相手が接しやすい客であり続けることなのかもしれません。

店員が「この常連さん、ちょっと苦手…」と思っているときのサインは?

常連として何度も店へ通っていると、

「最近、店員さんの反応が前と違う気がする」

「もしかして嫌われている?」

と不安になることもあるかもしれません。

しかし、最初に覚えておきたいのは、店員の態度だけから「嫌われている」と断定することはできないということです。

店が忙しい、その日に仕事が多い、体調が優れない、接客方針が変わったなど、対応が変化する理由はいくらでもあります。

そのため、ここで紹介するものは「嫌われている証拠」ではありません。

ただし、いくつかの対応が長期間続いているのであれば、店員が以前より距離を取ろうとしている可能性も考えられます。

必要最低限の会話で終わるようになった

以前は雑談をしていたのに、

「はい」

「ありがとうございます」

「かしこまりました」

など、業務上必要な会話だけで終わるようになった場合です。

もちろん、忙しい日なら珍しいことではありません。

問題は、店が空いているときでも同じ状態が続いているケースです。

こちらから話題を出しても会話が広がらず、店員側から新しい話題も出なくなったのであれば、以前より会話を控えようとしている可能性はあります。

このようなときは、理由を問い詰めるより、一度こちらからも会話を減らして普通のお客さんとして利用してみる方が自然です。

プライベートな質問には答えなくなった

以前はいろいろな話をしてくれていた店員が、個人的な質問にはあまり答えなくなることもあります。

例えば、

「休みの日は何しているの?」

と聞いても、

「いろいろですね」

と曖昧に返されるようなケースです。

これも嫌われているとは限りません。

単純に仕事とプライベートを分けたい人なのかもしれませんし、以前話しすぎたと感じて境界線を引き直している可能性もあります。

重要なのは、相手が話したがらないことを無理に聞き出さないことです。

「前は教えてくれたのに」と追及すれば、さらに答えにくくなってしまいます。

話したくない様子なら、その話題から離れましょう。

会話を仕事の話へ戻されることが増えた

雑談をしていても、

「ご注文は以上でよろしいですか?」

「それではこちらの商品で大丈夫ですか?」

など、店員が業務上の会話へ戻すことがあります。

これは単純に仕事へ戻る必要があるだけの場合もあります。

しかし、こちらが何度話題を広げても、そのたびに仕事の話へ戻されるのであれば、「今は雑談を続けない方がいい」という意思表示として受け取った方が無難でしょう。

そこでさらに新しい話題を出すのではなく、

「ありがとう」と会話を終えれば十分です。

店員側から話しかけてこなくなった

以前は店員から、

「久しぶりですね」

「この前の○○はどうでした?」

などと話しかけてくれていたのに、最近はほとんどなくなった。

こうした変化があると、不安になる人もいるでしょう。

ただし、これも理由は一つではありません。

店が忙しくなった可能性もあれば、上司から接客方法について指示があった可能性もあります。

その日の気分や体調によって会話量が変わることもあります。

一度や二度の変化で判断するのではなく、しばらく普通に利用しながら様子を見る程度で十分です。

ほかの店員へ対応を交代されることが増えた

自分が来店すると、それまで対応していた店員がほかのスタッフへ交代する。

これが何度も続けば、「避けられているのでは?」と感じるかもしれません。

しかし、担当業務やシフト、休憩、役割分担など、店側には客からは見えない事情があります。

そのため、これだけで嫌われているとは判断できません。

ただし、もし自分自身に、

  • 店員を長時間引き止めていた
  • プライベートな質問を繰り返した
  • 連絡先を何度も聞いた
  • 店員が断っていることを繰り返し頼んだ

などの心当たりがあり、その後から明確に距離を取られるようになったのであれば、一度自分の接し方を見直した方がよいでしょう。

「嫌われている?」と思ったときは無理に確認しない

店員の態度が変わると、

「何かした?」

「俺のこと嫌いになった?」

などと直接確認したくなることもあるかもしれません。

しかし、店員は仕事中です。

たとえ何か思うことがあったとしても、客本人に本音を伝えられるとは限りません。

そのため、答えを求めるほど相手を困らせてしまう可能性があります。

気になるときは、

一度会話を減らして、普通のお客さんとして利用する

くらいで十分です。

挨拶をして、注文や買い物をして、お礼を言って帰る。

それでも店員側から再び自然に話しかけてくるようになれば、そのときに会話を楽しめばいいでしょう。

反対に会話が減ったままでも、その店を利用してはいけないという意味ではありません。

店員と仲良くなることと、その店のお客さんであることは別だからです。

常連客と店員の関係では、相手の反応を細かく分析することより、相手が取ろうとしている距離を尊重することの方が大切です。

常連客と店員の「ちょうどいい距離感」とは?

常連客と店員は、何度も顔を合わせるうちに自然と親しくなることがあります。

最初は「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」だけだったのに、いつの間にか世間話をするようになり、趣味や最近あった出来事について話すようになることもあるでしょう。

こうした関係は、常連ならではの楽しさでもあります。

しかし、長く良い関係を続けたいのであれば、近づきすぎないことも大切です。

では、店員と常連客にとって「ちょうどいい距離感」とはどのようなものなのでしょうか。

基本は「客と店員」という関係を忘れない

どれだけ仲良くなっても、店内では基本的に「客と店員」です。

これは「友達になってはいけない」という意味ではありません。

重要なのは、店員が勤務中であることを忘れないことです。

楽しく話していたとしても、店員にはほかのお客さんへの対応や作業があります。

店員が仕事へ戻ろうとしているなら会話を終える。

混雑しているなら長話をしない。

ほかのお客さんが待っているなら譲る。

こうした配慮ができれば、親しくなってからも良い関係を維持しやすくなります。

店員から話しかけてくれたら自然に会話を楽しむ

「迷惑になったら嫌だから、店員とは一切話さない方がいいのかな?」

と考える必要もありません。

店員側から話しかけてくれたのであれば、普通に会話を楽しめばいいでしょう。

常連客と店員の間では、挨拶だけでなく、以前会ったときの出来事や日常生活について雑談することもあります。

大切なのは、

「話しかけないこと」ではなく、「話したくないときにも話させないこと」です。

お互いに話したいときには話し、仕事へ戻るときには自然に会話を終える。

このくらいの関係が理想的でしょう。

プライベートは相手が話してくれた範囲まで

店員と親しくなれば、仕事以外の話をすることも増えてきます。

ただし、相手が話してくれたからといって、さらに詳しく聞いていいとは限りません。

例えば、

「休みの日に映画を見に行ったんですよ」

と言われたなら、

「何を見たんですか?」

くらいの会話は自然でしょう。

しかし、そこから住んでいる場所や誰と行ったのか、次の休日はいつなのかなど、次々と個人的な情報を聞けば、相手によっては負担に感じることがあります。

基本的には、相手が自分から話してくれる範囲を目安にすると距離感を保ちやすくなります。

常連になっても「今日は話せない日」がある

普段よく話す店員が、今日はあまり話してくれない。

そんな日もあります。

しかし、それだけで、

「嫌われた?」

「何か怒っている?」

と考える必要はありません。

忙しいのかもしれません。

疲れているのかもしれません。

仕事で何か問題が起きているのかもしれません。

あるいは単純に、今日はあまり話したくない気分なのかもしれません。

常連になると普段との違いに気づきやすくなりますが、毎回同じ対応を求めてしまうと、店員にとっては負担になる可能性があります。

「今日は静かな日なんだな」と受け流せるくらいの余裕があると、お互いに楽な関係になります。

店員からのサービスを「次からのルール」にしない

常連になると、店員の厚意でちょっとしたサービスを受けることもあります。

いつもの席を用意してくれる。

好みの商品を教えてくれる。

注文を覚えていてくれる。

こうした対応は嬉しいものです。

しかし、一度してもらったことを「次回からも当然」と考えないことが重要です。

店の混雑状況や在庫、担当するスタッフなどによって、同じ対応ができないこともあります。

サービスされたら感謝する。

されなかった日は普通に利用する。

この姿勢なら、店員側も「毎回同じことをしなければ」と必要以上に気を遣わずに済みます。

店員と親しくなっても他の客より偉くなるわけではない

常連になると、店のことを詳しく知るようになります。

スタッフとも顔なじみになり、新しいお客さんより店内事情に詳しいこともあるでしょう。

しかし、店員と親しいことによって、ほかのお客さんより立場が上になるわけではありません。

「そこは自分がいつも座る席だから」

「その店員とは自分の方が仲が良い」

などと考え始めると、常連同士や新規客とのトラブルにつながる可能性もあります。

店に何年通っていても、お客さんはお客さんです。

むしろ長く通っているからこそ、新しく来た人も気持ちよく利用できるような振る舞いができれば、店側から見てもありがたい常連客になるでしょう。

良い常連ほど「常連らしく振る舞おう」としない

ここまで見てくると、店員と良い関係を築くために特別なことをする必要がないことが分かります。

挨拶する。

普通に注文する。

忙しそうなら邪魔をしない。

会話が始まったら楽しむ。

サービスしてもらったら感謝する。

そして帰るときには「ありがとう」「ごちそうさま」と伝える。

それだけでも十分です。

「常連として認めてもらおう」

「ほかの客より仲良くなろう」

と頑張りすぎるほど、かえって距離感がおかしくなってしまうことがあります。

結果として店員に好かれやすいのは、「自分は常連だ」と特別な振る舞いを求めず、いつも自然に利用してくれる人なのかもしれません。

店員ともっと仲良くなりたい場合は?

ここまで読んで、

「迷惑にならない範囲で、店員さんともう少し仲良くなりたい」

と思った人もいるでしょう。

店員との距離を縮める場合も、特別なテクニックより、短い挨拶や自然な会話を少しずつ積み重ねることが基本です。

いきなりプライベートな質問をしたり、連絡先を聞いたりするより、

「こんにちは」

「この前おすすめしてくれた商品、良かったです」

といった短い会話から始めた方が自然でしょう。

また、店員側から会話を広げてくれるようになったら、その範囲で少しずつ話す内容を増やしていけば十分です。

店員さんと自然に親しくなる方法については、別記事の「店員さんと親しくなる方法」で詳しく紹介しています。

常連になることを目的にするのではなく、その店を普通に利用しているうちに自然と顔なじみになることを目指した方が、長く良い関係を築きやすいでしょう。

店員さんと自然に距離を縮めたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。⇓

店員さんと仲良くなる方法|気になる店員との距離の縮め方・脈ありサイン・連絡先の渡し方

常連客と店員についてよくある疑問

最後に、常連客と店員の関係について気になりやすい疑問をまとめて紹介します。

毎日のように店へ行くと迷惑?

毎日利用しているという理由だけで、迷惑な常連客になるわけではありません。

コンビニで毎朝コーヒーを買う、仕事帰りに同じスーパーへ寄る、昼食で同じ飲食店を利用するといった人もいるでしょう。

重要なのは来店頻度よりも、店内での振る舞いです。

毎日来店していても、普通に商品を購入したり食事をしたりして帰るのであれば、それだけで問題になるとは考えにくいでしょう。

反対に月に数回しか来店しなくても、店員を長時間拘束したり特別扱いを要求したりすれば、対応しづらい客と思われる可能性があります。

**「何回来るか」より「来店したときにどう接するか」**を意識する方が大切です。

いつも同じものを注文すると覚えられやすい?

同じ曜日や時間帯に来店し、毎回同じ商品を注文していれば、店員に覚えられることはあるでしょう。

「いつものですね」と言われるようになれば、常連になったと実感する人もいるかもしれません。

ただし、店員によって記憶している内容は違います。

自分の注文を知っている店員がいるからといって、すべてのスタッフが知っているとは限りません。

「いつもの」で伝わらなかったときは、普通に注文内容を伝えれば問題ありません。

店員から話しかけられるのは好かれているから?

店員側から雑談を始めてくれるのであれば、少なくとも顔を覚えられていたり、話しやすいお客さんとして認識されていたりする可能性はあります。

しかし、それだけで個人的な好意があるとは判断できません。

接客の一環として常連客と会話する店もありますし、もともと人と話すことが好きな店員もいます。

店員から話しかけてもらえる関係なら、好意の有無を分析しすぎず、その会話を自然に楽しむくらいがよいでしょう。

店員に名前を覚えられたら常連?

名前を覚えられることは、常連として認識されている一つの目安にはなるでしょう。

ただし、名前を覚える理由もさまざまです。

予約制の店や会員情報を扱う店などでは、業務上名前を確認する機会もあります。

また、名前を知らなくても、

「毎週○曜日に来る人」

「いつも同じ商品を買う人」

として店員に認識されているケースもあります。

そのため、名前を覚えられているかどうかだけで常連かどうかが決まるわけではありません。

常連客から店員へ差し入れをしてもいい?

差し入れについては、店によってルールが異なります。

お客さんからの食品やプレゼントを受け取らない方針の店もあります。

そのため、渡したいものがある場合でも、

「こういうものって受け取れますか?」

と事前に確認した方がよいでしょう。

また、高価なプレゼントや頻繁な差し入れは、相手に「お返しをした方がいいのかな」と気を遣わせてしまうことがあります。

受け取ってもらえなかったとしても、それは嫌われているからとは限りません。

店や会社のルールである可能性もあるため、無理に渡そうとしないことが大切です。

店員に連絡先を聞くのはあり?

店員と親しくなれば、店外でも話してみたいと思うことはあるでしょう。

連絡先を聞くこと自体についても、状況や店のルールによって大きく異なります。

従業員と客との個人的な連絡先交換を禁止している店もあります。

また、店員は接客中なので、断りにくい立場であることにも配慮が必要です。

もし断られたり、曖昧な反応をされたりした場合は、それ以上繰り返し聞かないようにしましょう。

一度断られた後も何度も聞くことの方が、関係を悪くする原因になりやすいと考えられます。

店員と常連客が付き合うことはある?

店員と客として知り合った二人が、後に友人や恋人になることはあり得ます。

人と人との出会いなので、店員と常連客だから恋愛関係にならないという決まりがあるわけではありません。

ただし、

「よく話してくれる」

「笑顔で接客してくれる」

「注文を覚えてくれている」

といったことだけで恋愛感情があるとは判断できません。

接客中の親しさとプライベートな好意は別です。

相手の立場や店のルールを尊重し、接客上の親切を恋愛感情だと決めつけないことが重要です。

常連なのに急に店員が冷たくなったのはなぜ?

店員の対応が変わる理由は一つではありません。

店が忙しい、仕事上の事情がある、体調が優れない、接客方針が変わったなど、自分とは関係のない理由も考えられます。

そのため、一度対応が違っただけで、

「嫌われた」と判断する必要はありません。

ただし、自分が長時間話しかけたり、個人的な質問を繰り返したりした直後から明らかに距離を置かれる状態が続いているのであれば、一度接し方を見直してみるのもよいでしょう。

理由を問い詰めるのではなく、しばらく普通のお客さんとして利用してみる方が自然です。

常連なのに店員から特別扱いされないのは普通?

普通です。

何年通っていても、通常の接客と変わらない店はあります。

常連客全員を平等に扱う店もあれば、スタッフによって常連との接し方が違うこともあります。

特別扱いされないからといって、店員から嫌われているわけではありません。

むしろ、

「特別扱いされることを常連の条件にしない」ことが、長く気持ちよく店を利用するためには大切です。

常連とは「特別なサービスを受けられる人」ではなく、何度もその店を利用しているうちに自然と店や店員との関係ができていった人、と考えるくらいがちょうどよいでしょう。

まとめ|好かれる常連は「常連扱い」を求めない

今回は、常連客が店員からどのように思われているのか、好かれる常連客と嫌われやすい常連客にはどのような違いがあるのかを紹介しました。

何度も店へ足を運んでくれる常連客は、お店にとって大切な存在になり得ます。

また、常連になることで店員に顔や好みを覚えてもらったり、自然な雑談が生まれたりすることもあります。実際に常連客と店員のやり取りを調べた研究でも、前回会ったときの話や日常生活についての雑談などを通して、継続的な関係が確認される様子が観察されています。

しかし、「常連客=店員から好かれている」とは限りません。

同じように何年も通っている人でも、

  • 店員が忙しいときには長話をしない
  • 挨拶やお礼を忘れない
  • 店のルールを守る
  • 特別扱いを要求しない
  • プライベートへ必要以上に踏み込まない
  • 新人やほかのスタッフにも同じように接する
  • サービスしてもらったら素直に感謝する
  • 店員が取りたい距離感を尊重する

といった行動ができる人は、店員にとって接しやすい常連客になりやすいでしょう。

反対に、

「自分は昔から来ているから」

「店長と知り合いだから」

「いつも来ているんだから、これくらいやってくれて当然」

と常連であることを特権のように扱い始めると、それまで良好だった関係が変わってしまうこともあります。

常連になったからといって、ほかのお客さんより偉くなるわけではありません。

店員とよく話すようになったからといって、プライベートまで自由に踏み込んでいいわけでもありません。

そして、店員が笑顔で話してくれたり、いつもの注文を覚えてくれたりしたからといって、個人的な好意があると断定することもできません。

常連客と店員の関係で大切なのは、「自分がどう思われているか」を気にしすぎることではなく、お互いに気持ちよく接することができる距離を保つことです。

店員と話せる日は会話を楽しむ。

忙しそうなら静かに利用する。

いつものサービスがなくても気にしない。

そして帰るときには「ありがとう」「ごちそうさま」と伝える。

それくらいの自然な関係が、結果として長く続く常連客と店員の関係につながっていくのではないでしょうか。

本当に好かれる常連客ほど、自分から「常連扱い」を求めない。

特別扱いされることを目的にするのではなく、その店の商品や料理、サービス、雰囲気が好きだから通う。

そんなお客さんこそ、お店にとって「また来てほしい」と思える常連客になっていくでしょう。

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