やりたいことは若いうちにやっておけ!でもやり方や方向性を間違えると無意味に

日常と心境

こんにちは 彩将です!

よく先輩や上司になどの年上の方が若い人に対して「何でも若いうちに経験しておけ」や「歳とってからじゃ遊べない」とか「若いうちから貯金をしておけ」なんて言っているのを、みなさんも聞いたことがあると思いますし言われたことがあるという人も多いでしょう。

そして歳をとってからその言葉は本当だったと気づく人もいるかと思います。私自身も言われたとおりにしておけば良かったかもと思ったことがあります。

でも、そういう年上の人が言う言葉って半分は正しいかもしれないけど半分は間違いだと思います。

若いうちから貯金をしておけ

私も社会に出たばかりの頃は、その時働いていた会社の先輩によく「貯金しておけ」と言われていましたが、その当時は言われたことに対してピンと来なくて貯金なんてしませんでした。今では少しでも貯金をしておけば良かったなと思うこともあります。

でも貯金しただけで将来的に良くなるのだろうか?

別に貯金することを否定するわけではありませんし、貯金しないよりは少しでもした方が良いかもしれませんが、貯金だけしたからと言って将来的に楽が出来る訳ではありません。物の値段が上がればお金の価値は下がってしまいます。

例えば、新しい家具が欲しいとします。でも貯金をする為に家具を買うのを我慢したとしましょう。そして10年後。家具が壊れて新しく買い替えなければならなくなりました。そしたらなんと10年前に欲しかった家具が10年前の値段よりも高くなってしまっています。貯金をした分お金は貯まっているけど、先に買っておいた方が安く済んだなんてことも考えられます。

これは大雑把な例なので実際には新機能がついていたりなど良くなっている部分もありますし、10年前に買っていたらそれは10年落ちの中古品なので、一概に早く買えばお得というわけではありませんが。

ここで言いたいのはお金の価値も月日が経てば変動するということです。消費税に関してもここ数年で5%から8%。8%から10%まで上がっていますし、もっと前は3%でした。ガソリンや灯油だって10年、20年前は今と比べるとかなり安かったです。軽油なんて今は3桁ですが、昔は2桁でしたし。

せっかく節約して頑張ってお金を貯めたのにそのお金の価値はどんどん減っていってしまっている。こんなんじゃ節約している意味もないかもしれません。

ならどうすればいいかと言いますと、貯金をしつつそのお金を使って資産運用もしていく必要があります。知識が無いし深く勉強するのが面倒だという人なら証券会社が勧めている低リスクなプランを選ぶというのもひとつの方法だし、投資は怖いという人なら貯金の半分を投資に回して残りの半分は現金で貯金しておくということも出来ます。それに節約する手間よりは資産運用の勉強を少しする方が楽だと思います。

じゃあ、節約して貯金するのが正解なのかというとそうではないです。本当に必要なものや好きなものにはお金を使うべきだと思います。お金を貯めるのが人生の楽しみだという人なら良いかもしれませんが、趣味など本当に好きでお金を使いたいものに関しては限度はありますが、使った方がいいです。そこでストレスを発散できますし、精神面の健康にも気を配った方が良いですからね。

歳をとってからじゃ遊べない

歳をとってからだと結婚して子供が出来たりして、休みの日は家族サービスの時間が多くなったり、結婚をしていなくても仕事が忙しくて、家に帰ってからも休みの日も家事や掃除をするか、家でゆっくりして過ごすくらいで好きなことをやる時間も気力も無かったりする人も多いでしょう。私は30歳手前くらいから夜更かしが出来なくなりました。以前は寝ないで朝まで遊んで仕事をしても平気だったのですが、今では出来ない。もともと体力がある方ではないのですが更に体力が落ちました。

自由に使える時間が少ないということに関しては、若い人は学生の頃と比べると分かりやすいかと思います。いくら授業はあるとは言え、社会人と比べると責任も違いますし、夜遅くまで起きてたって何とかなります。

確かに歳をとるに連れて自由な時間が減っているので、遊べる時間も少なくなっているのかもしれないですね。でも、社会に出てからだと若いうちに遊べと言われても言うほど遊べない気がします。時間もそうですが、お金だっていっぱいある訳ではないし。

なのでもし本当に将来のことを考えるのであれば、将来の自由に使える時間を増やした方がいいと思います。どういうことかというと早期退職だったりセミリタイヤだったりを早くできるようにお金を増やす方法を考えるのが良いと思います。働く会社にもよるかとは思いますが、私の場合は社会に出て一番最初に働いた会社がかなりのブラック企業だったのでそもそも遊ぶ時間がほとんどなかったんです。どうせ遊ぶ時間がそんなにないのであれば、ブログなり動画なりで会社勤めをしなくても自由に生活できる方法を構築しておけば良かったと思っています。

歳をとってからだと遊ぶ時間がないのは家族が出来たからだったり、仕事の責任や量が増えたからとかいろいろありますが、それは働いて稼ぐ時間を減らすことが出来れば解決します。体力の衰えに関しても時間さえあれば、ジムに通ったりジョギングしたり、スポーツを始めたりすれば体力なんていくらでも付けることが出来ます。高齢の方でも定期的に運動している人ってかなり元気ですからね。

結局は自由に使える時間を増やすことが重要になってくる。

ただ、若いうちに全く遊ばないというのは私はあまりよくないと思います。やっぱり若いうちにしか出来ないことだってあると思いますし、将来的に成功して自由な時間が出来るという保証もないですし、やりたいことはやったほうがいいです。

何でも若いうちに経験しておけ

何でも若いうちに経験をしておけというのはほぼ正しいと思います。ただ若いうちにというか早いうちに経験しておいた方が良いという方がいいと思います。早いうちに経験しておくことで、その経験はどんなことでも後々役立てることが出来ます。

例えば、私はよく魚を捌くことがあるのですが、魚って種類によって包丁の入れ方だったり入り具合って結構違うものなんです。でも色々な魚を捌いていると初めて捌く魚でも、この魚の形は〇〇の魚に似ているからこの辺りに包丁を入れればいいなとか、この骨は△△の魚の骨に似ているからこの辺りの関節なら包丁を入れやすそうとかのような判断が出来るのです。経験を役立てるか役立てないかは別としてもどんな経験でも何かしらどこかで役立てることが出来るものです。

そしてその経験は自分の知識として財産になります。

でも早ければ早いほどいいという訳でもなく、精神的に発達途中の成長期の子供の時に、正しい知識がない状態で何でもやらせてしまうと間違った思考が生まれてしまう可能性もあります。例えば食肉の解体をやらせたとします。命の大切さが分からない状態でそのようなことを経験させてしまうと、興味本位で他の動物を殺してしまうかもしれません。社会人になってからならそんなことは起きないかもしれませんが、善悪の区別がしっかりついていない子供の場合だと逆効果になってしまう可能性があります。

失敗の経験だってつらい経験だってそこから得ることが出来るものはお金では買うことが出来ないくらい大事なものです。歳をとってからだと経験出来ない訳ではありませんが、若いうちから色々なことに挑戦した方が失敗したとしても挽回するチャンスが多く残っています。

人の言うことを鵜呑みにし過ぎるのはよくありませんが、他の人の意見には耳を傾けた方が良いでしょう。

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