中小企業診断士2次試験に落ちて思ったことと試験の後で読んだ本で気がついたこと

ビジネス

こんにちは!彩将です。

今回は実際に受けた中小企業診断士試験についての話しです。

私は昨年2022年10月に中小企業診断士2次筆記試験を受けました。そしてその結果が今月に発表されたのですが、結果は数点足りずに不合格。

難関資格と言われるだけあって一筋縄ではいきません。

いやー難しい。

中小企業診断士試験公式サイト⇒https://www.j-smeca.jp/index.html

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2次試験当日と受けた直後の感触

試験当日は2年目ということもあり、平然を保って問題に集中することが出来ました。どんな問題が出てきても怯むことなく対応できた。(1年目の時は独特の空気間の中緊張しっぱなしでした。)

でもやっぱり時間がギリギリ。というか足りない。

いくら満点を狙う試験ではないとはいえ、時間が少なすぎる気はします。この時間のことに関しては後の方で書きますが、試験後に読んだ本で少し納得出来ました。

試験を受けた直後はあの辺りは書き直したかったなーと思う場所はありましたが、合格ラインの前後には限りなく近いだろうと思っていました(結果数点足りなかったわけですが)。

そして後は運に任せるというか頼るしかないと思い、毎日心の中で合格を祈っていました。

試験の後に読んだ本で

試験が終わり、やりたいことが目一杯できるぞ!となったのですが、どうも落ち着かず。そしてやりたいことがあり過ぎて何からやろうかと迷ったり、合格していたら忙しくなるだろうから貴重な時間になる訳だし何からやろうかと考え込んでしまい、時間が過ぎて行ったりしました。

受かるとは思わなくても落ちているとは考えたくない。

そこで結局知識を付けるために読書をしました。

読んだ本はコンサル1年目が学ぶことという本。

この本を読んだことで2次試験に対する見方が少し変わりました。

これは試験前に読んだ方が良かったとも思いました。

その中の一部で、コンサルタントは常にいろんなケースの先々を考えて瞬時に判断しなければいけないという内容が書かれていました。

この部分を読んで、だから2次試験はほとんどの人が時間が足りなかったりギリギリなるように作られているのかもしれないと思いました。仮説思考というやつがコンサルタントには必要みたいです。余談ですが政治家なんかにもこのスキルが求められるとか。

どんな仕事でもこの仮説思考というのは役立つし、ベテランのコンサルタントや政治家レベルではないとしても、実際に使っている意識せずに使っているという人もいるだろう。私も思い返してみるとこれに近いことをやっている気がする。

2次試験は訓練を重ねれば受かるのではないのだろうか。

事例4は財務・会計ではない

事例4=財務・会計という見方をされていることが多い気がするが、事例4は事例4であって財務・会計ではないのです。

事例4というのは主に財務・会計の観点から見た診断問題ではあるが財務・会計ではない。

というのも今回の事例4は今までと違った形の問題もあり、問題も分かりにくく時間が足りないと感じた人も多いでしょう。某SNSでは試験直後に「あんなの財務じゃない」と言っている人も多数いました。事例4というのは財務も絡めた問題であることは間違いありませんが、財務状況などを把握して事例企業に助言をする問題です。財務の前に情報整理だったり処理する能力が必要なのではないかと、むしろ根本的ななのはそっちの方ではないかと私は思いました。

今回難しくなった理由として、事例4は過去問対策をしっかりしてしまえば点数を取れてしまい難易度が下がってしまうからというのもあるのかもしれません。実際事例3も定番の答え方みたいなものがありますし、そうなってしまうと言い回しを暗記すれば受かる暗記試験のようにもなってしまいます。そうなると応用試験の意味がなくなってしまう。

受ける前からそんな予感はしていたけど、まさかここまで解きにくい問題が来るとは思わなかった。

1次知識はやっぱり重要

そして2次試験でも1次知識はやっぱり重要なのだと思います。企業経営理論や財務・会計、運営管理はもちろんのこと、直接関わってこないそれ以外の科目も重要なはずです。

今回の事例1では農業の会社の事例でしたが、農業は労働面での法律が普通の会社とは少し違いますので、それを把握したうえで助言をしなければなりません。労基法は企業経営理論の範囲なので企業経営理論からの出題かもしれませんが、多くの人が2次試験ではマークできていない分野だと思います。過去には経営情報システムを絡めたようなIT関連の問題もありましたし、1次試験だけの科目も軽視することはできない。

それに事例4の問題も初めて出てきた問題もありましたが、1次試験では似たような問題が過去に出題されていました。

2次試験であっても1次試験の範囲は重要と言えるでしょう。

やっぱり予備校などの機関はすごい

試験が終わった数日後に各予備校がYouTubeで解説と模範解答動画を出していたのでいくつか見たのですが、さすがはプロです。やっぱり考え方が違います。小さな要素ですがこの問題はここに注意しなければならないのかという新しい発見が多くありました。

小技や裏技のようなものは予備校みたいな場所でしか中々分かりませんからね。

私は金銭的に余裕がある方ではないので独学という選択肢でしたが、お金を出せる人は絶対に予備校だとか通信教育の方がいいです。

今後どうするか

さて、今後再チャレンジするか諦めるかはまだ決まっていません。

私は2次試験を2回受けたし保険受験もしていないので、受けるとしたらまた1次からやり直しです。

1次なら少し勉強すれば受かるとは思うけど、もし万が一落ちた時のことを考えると...。

お金も時間も労力も掛かります。

でも毎年一定の割合しか受からないということは希少性のある資格でもあるから取る価値は十分にあると思うし。

きっと多くの人が諦める道を選ぶことでしょう。私もあと数点という点数でなく10点以上も足りないという状況なら迷わず諦めていたかもしれません。

でもやっぱり諦めきれない気持ちもあります。

それにポジティブに考えたらあと数点さえ何とかなれば中小企業診断士としてのスタート地点に着けるわけだし、落ちた経験というのも財産になるはず。失敗経験がある人じゃなきゃ本当のその時の心境や求めていることも分からないわけだし、逆にそれを強みにだってできるはず。

中小企業診断士2次試験のように正式な解答が公表されていない試験ってきっとトライアンドエラーなんだと思う。経営も同じだけど強みを活かして可能性の高いやり方をやってみてダメだったら改善するなり他の方法を取るなりしてやっていく。

だいたいのことはトライアンドエラーを実施して進んでいくしかない。

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